目次
OpenAI Codex とは
OpenAI Codex(2025年版)は、OpenAIが提供するクラウド上で動くAIコーディングエージェントです。タスクを渡すと、クラウド上の仮想環境でコードを書いたり、テストを実行したり、プルリクエストを作成したりをバックグラウンドで自動的にこなしてくれます。
ChatGPTのインターフェースからアクセスでき、GitHubリポジトリと連携させることで、実際のプロジェクトに対して作業させることができます。
Codex でできること
- ・ バグ修正のプルリクエストを自動作成
- ・ 新機能の実装をバックグラウンドで実行
- ・ コードのリファクタリング
- ・ テストコードの自動生成・実行
- ・ コードレビューへの対応
旧 Codex との違い(2025年版について)
「Codex」という名前は以前にも存在しました。2021年ごろに登場した旧Codexは、コードを生成するためのAIモデル(言語モデル)でした。GitHub Copilot の土台にもなったモデルです。
2025年の新しい Codex は全く別物です。モデルではなく「エージェント」として再定義されました。指示を受けてタスクを自律的に実行する、いわば「AIエンジニア」としての機能を持っています。
| 旧 Codex(〜2023) | 新 Codex(2025〜) | |
|---|---|---|
| 種類 | AIモデル | AIエージェント |
| 実行環境 | なし(提案のみ) | クラウド上の仮想環境 |
| できること | コード補完・生成 | タスクを自律実行 |
Claude Code との違い
同じ「AIコーディングエージェント」でも、Claude Code と Codex はアーキテクチャが大きく異なります。
| 特徴 | Claude Code | Codex(OpenAI) |
|---|---|---|
| 動作場所 | 自分のPC上 | クラウド上 |
| 使い方 | リアルタイムで対話 | タスクを渡して待つ |
| 確認のタイミング | 作業中に都度確認 | 完了後にPRで確認 |
| GitHub連携 | ローカルgit経由 | 直接連携 |
| 向いている用途 | 対話しながら開発 | タスクを非同期処理 |
Claude Code は「隣に座って一緒に作業する」感覚で、Codex は「タスクをメモに書いて渡したら、終わった頃に報告が来る」イメージです。
料金・プラン
Codex は ChatGPT の上位プランに含まれています(2025年時点)。
| プラン | 月額(目安) | Codex |
|---|---|---|
| ChatGPT Free | 無料 | ❌ |
| ChatGPT Plus | 約$20/月 | ✅ 制限あり |
| ChatGPT Pro | 約$200/月 | ✅ 多く使える |
| API(従量課金) | 使った分だけ | ✅ |
個人で試すなら ChatGPT Plus(月$20)から始めるのがおすすめです。料金はOpenAI公式サイトで最新情報を確認してください。
Codex の使い方
ステップ1:GitHubリポジトリを連携する
ChatGPT にログインし、Codex の画面からGitHubアカウントを接続します。Codex に作業させたいリポジトリへのアクセス権を付与します。
ステップ2:タスクを日本語で渡す
Codex にやってほしいことを指示します。具体的に書くほど精度が上がります。
「auth.js のログイン処理でパスワードが空のときにエラーが出る。バリデーションを追加して修正して」
「ユーザー一覧ページに検索フィルター機能を追加して」
「テストカバレッジが低いファイルにユニットテストを追加して」 ステップ3:完了したらPRを確認する
Codex がクラウド上で作業を終えると、GitHubにプルリクエストが作成されます。コードの差分を確認して問題なければマージするだけです。自分でコードを書く必要がありません。
Codex が得意なこと・苦手なこと
得意なこと
- 明確な仕様のバグ修正
- 繰り返し発生する定型作業(テスト追加、型定義の追加など)
- 複数ファイルにまたがるリファクタリング
- コードの自動ドキュメント化
- 自分が作業している間に並行してタスクをこなす
苦手なこと
- 仕様が曖昧なタスク(何を作るか決まっていないもの)
- デザインの細かいニュアンスが必要な UI 調整
- プロジェクト固有の暗黙的なルールが多い場合
- 対話しながら進めたい作業
Claude Code と Codex どちらを選ぶ?
どちらが優れているということはなく、使い方によって選ぶのが正解です。
Claude Code が向いている場面
- ・ 新しい機能を一緒に考えながら作りたい
- ・ リアルタイムで確認しながら進めたい
- ・ プログラミングを学びながら使いたい
- ・ ローカル環境での作業が中心
Codex が向いている場面
- ・ 溜まっているバグや改善タスクをまとめて処理したい
- ・ 自分は別の作業をしながら並行して動かしたい
- ・ GitHubのIssueをそのまま処理させたい
- ・ テストやドキュメントの自動整備をしたい
実際のところ、両方を使い分けるのが最も効率的です。対話しながら新機能を作るときはClaude Code、溜まったバグ修正やテスト追加はCodexに任せる、という使い方が現実的です。
まとめ
- Codex(2025年版)はOpenAIのクラウド型コーディングエージェント
- タスクを渡すとGitHub上でバックグラウンドで作業してPRを作ってくれる
- Claude Code は「対話型・ローカル」、Codex は「非同期型・クラウド」
- 使い分けることで開発効率を最大化できる
AIコーディングツールはこの1〜2年で急速に進化しています。両方を実際に試して、自分のワークフローに合った使い方を見つけてみてください。