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Ruby メソッドまとめ


目次

１、n行１列の整数を配列として受け取る
２、n行複数列の整数を２次元配列で受け取る
３、ゼロ判定
４、正負判定
５、偶奇判定
６、tallyメソッド
７、配列と配列の比較
８、trメソッド
９、combinationメソッド
１０、permutationメソッド
１１、素数 primeライブラリ
１２、select
１３、find
１４、sum
１５、＆とシンボル（＆：）

「配列の要素取得」
１、countメソッド
２、all?メソッド
３、charsメソッド
４、each_with_indexメソッド
５、each.with_indexメソッド

「おまけ」
メソッドのテスト実行「Minitest」検証メソッド

「その他」
１、可変長引数（アスタリスク）
２、countメソッド
３、each_consメソッド
４、yieldメソッド

n行１列の整数を配列として受け取る


a = Array.new(n){ gets.to_s.to_i } # n行1列の改行区切りの整数を配列として受け取る

#例
a = Array.new(n){ gets.to_s.to_i }
3
4
5
#入力
結果=> 
3
4
5


n行複数列の整数を２次元配列で受け取る


m = Array.new(n){ gets.to_s.split.map{ |e| e.to_i } } # n行m列の整数を2次元配列で受け取る　

#例
m = Array.new(3){ gets.to_s.split.map{ |e| e.to_i } } 
1 2 3
4 5 6
7 8 9
＃入力
結果=>[[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]

a,b = gets.to_s.split.map{|p| p.to_i}


ゼロ判定


i == o
i.zero?


正負判定


i > o
i.positive?
i < 0
i.negative?


偶奇判定


i % 2 == 0
i.even?
i % 2 == 1
i & 1 == 1
i.odd?


tallyメソッド


配列の要素を計算してhashで返してくれます

i = [1,2,2,34,5,5,5,6,6,7,7].tally
puts i
結果=> {1=>1, 2=>2, 34=>1, 5=>3, 6=>2, 7=>2}


配列と配列の比較


Comparableモジュールをインクルードして比較できます

class Array
    include Comparable
end
p [2,2,2] <= [3,3,3]
結果=> true


==,!=,<=>は最初から使えます

trメソッド


trは1文字を別の1文字に置き換え、交換、削除してくれます。
第一引数に置き換えたい文字、第二引数に置き換え後の文字

p "49".tr("4","5")
p "nu".tr("n","")
結果=> 
"59"
"u"


combinationメソッド


全探索といえばこのメソッド
順列と組み合わせを簡単に求めることができます。

a = [1,2,3,4]
p a.combination(2).to_a
結果=> [[1, 2], [1, 3], [1, 4], [2, 3], [2, 4], [3, 4]]

combinationは要素の重複をしない

permutationメソッド


permutationは要素の並び替えて一致するものも含まれる

a = [1,2,3,4]
p a.permutation(2).to_a
結果=> [[1, 2], [1, 3], [1, 4], [2, 1], [2, 3], [2, 4], [3, 1], [3, 2], [3, 4], [4, 1], [4, 2], [4, 3]]


例えば４通りのケースの場合、
「Aはする、Bはする、Cはする、しない」のような４択の場合
repeated_permutationを使います

["a","b","c",nil].repeated_permutation(2) do |r|
    p r
end
結果=> 
["a", "a"]
["a", "b"]
["a", "c"]
["a", nil]
["b", "a"]
["b", "b"]
["b", "c"]
["b", nil]
["c", "a"]
["c", "b"]
["c", "c"]
["c", nil]
[nil, "a"]
[nil, "b"]
[nil, "c"]
[nil, nil]


素数 primeライブラリ


primeライブラリを使います

require "prime"
p 1.prime?
p 2.prime?
結果=> 
false
true



#素因数分解

require "prime"

p 4.prime_division
結果=> [[2, 2]]


selectメソッド


各要素のなかで真になった要素を配列にして返すメソッドです

n = [1,2,2,3,4,5]

p n.select{|o|o.even?}
結果=> [2, 2, 4]


findメソッド


真になった戻り値の一番最初の要素をかえします

n = [1,2,2,3,4,5]

p n.find{|o|o.even?}
結果=> 2


sumメソッド


各要素を足し上げるメソッドです。
ブロックを与えるとそのの中で戻り値が合計されます。

n = [1,2,2,3,4,5]

p n.sum{|o|o*10}
結果=> 170


初期値を指定する

n = [1,2,2,3,4,5]
#初期値に１０を入れることもできます
p n.sum(10)


文字列を連結させる

n = %w(a b c d) #%wは、["a","b","c","d"]と同じ意味

p n.sum("")
結果=> "abcd"


＆とシンボル（＆：）


n = ["ruby","python","javascript"]
#↓はどちらも同じ結果
n.map{|o|o.upcase}
n.map(&:upcase) #($:〜)とすることで簡単に書けます
#=> ["RUBY", "PYTHON", "JAVASCRIPT"]





「配列の要素取得」

countメソッド


配列の要素を条件付きで数える場合使用します。
また、引数を指定しない場合はlengthやsizeと同じように要素数を返します。

配列の中の要素数を調べる場合

array = ["red","blue","yellow","red"]
p array.count("red")
結果=> 2



引数にブロックを渡し複雑な条件を指定した場合

array = [1,2,2,2,3,3,4,5,]
p array.count{ |num| num % 2 == 0}
結果 => 4



nilを除いた要素数を数える場合

array = ["red","blue",nil,"yellow","red"]
p array.count{ |num| !num.nil? }
結果=> 4



all?メソッド



ブロックにall?の配列の要素がすべて「真」の場合「true」を返します。

a = [1,2,3,3,4,5,6,6]

if a.all?{|p| p > 0 } 
    puts "ok"
end
結果=> ok



配列の中身が全部偶数か確認する場合

a = [1,2,3,3,4,5,6,6]

if a.all?{|p| p.even?} 
    puts "ok"
else 
    puts "no"
end 
結果=> no


charsメソッド


文字列に対して１文字ずつ分割してくれるメソッドです。

a = "12345"
p a.chars
結果=> ["1", "2", "3", "4", "5"]



文字列を数字に変える場合

a = "12345"
p a.chars.map(&:to_i)
結果=> [1, 2, 3, 4, 5]


数字に変換することによって

a = "12345"
p a.chars.map(&:to_i).sum
結果=> 15



このように合計値など操作することもできるので便利です。

each_with_indexメソッド


配列のインデックスも表示させたい場合便利なメソッドです。

n = ["a","b","c","d"]
n.eachwithindex{|p,i| puts "#{i}番目の#{p}です"}
結果=> 
0番目のaです
1番目のbです
2番目のcです
3番目のdです


each.with_indexメソッド


任意のインデックスから始めたい場合に便利です

n = ["a","b","c","d"]
n.each.with_index(99){|p,i| puts "#{i}番目の#{p}です"}
結果=>
99番目のaです
100番目のbです
101番目のcです
102番目のdです


Rubyでのメソッドのテスト確認するやり方


バージョン確認

ruby -r minitest -e "puts Minitest::VERSION"
結果=>5.15.0


メソッド名には「test_〜〜」としなければならない。
「test_〜〜」の分だけ検証してくれる。

require "minitest/autorun"

class SumpleTest < Minitest::Test 
    def test_sumple 
        assert_equal "RUBY","ruby".upcase　#[assert_equal a,b](bがaの値と同じならばパスが通ります。)
    end 
end 
結果=> 
Run options: --seed 18548

# Running:

.

Finished in 0.000394s, 2538.0705 runs/s, 2538.0705 assertions/s.
1 runs, 1 assertions, 0 failures, 0 errors, 0 skips


可変長引数（アスタリスク）

引数に「＊」をつけると可変長になります。
また、引数「＊＊」をつけるとキーワード引数をハッシュで受け取ることができます。

def any(sam,*array,**hash)
    p sam 
    p array
    p hash 
end
any(1,2,3,4,5)
結果=>
1
[2, 3, 4, 5]
{}


引数にハッシュを渡すとこのように受け取ることができます。

def any(sam,*array,**hash)
    p sam 
    p array
    p hash 
end

any(1,2,3,4,5,name: "taro",age: 30)
結果=>
1
[2, 3, 4, 5]
{:name=>"taro", :age=>30}


変数呼び出し時、引数に「＊」を付けると配列を渡すことができる。

sum = [1,2,3,4,5]
def any(a,b,*sum)
    p a
    p b
    p sum
end
any(*sum)
結果=>
1
2
[3, 4, 5]


countメソッド


レシーバの要素を返す

n = [1,2,5,6,7,8]
p n.count
結果=>6


countメソッドを使って配列の中の数字の差を取る場合

n = [1,2,5,6,7,8]
count = n.count-1
count.times do |pn|
   puts n[pn+1] - n[pn]
end
結果 => 
1
3
1
1
1


each_cons


要素を重複ありで（引数）要素ずつに区切り、ブロックに渡して繰り返します。

n = [1,2,5,6,7,8]
n.each_cons(3){|pn| p pn }
結果=> 
[1, 2, 5]
[2, 5, 6]
[5, 6, 7]
[6, 7, 8]


each_consを使って先ほどのcountメソッドの時と同じように差を取る場合

n = [1,2,5,6,7,8]
num = n.each_cons(2).to_a
num.each do |p|
   puts p[1] - p[0]
end
結果=>
1
3
1
1
1


yieldメソッド


ブロックを引数として受け取り、受け取ったブロックを実行するメソッド

def say
    yield #ブロックを引数に取る
end
say do
    puts "Yes"　#yieldで実行される
end
結果=> Yes


yieldに引数を持たせた場合

def arry(list)
    for item in list
    yield item
    end
end
data = [1,2,3,4,5]


arry(data) do |item|
    p "#{item}"
end warn　
結果=> 
"1"
"2"
"3"
"4"
"5"


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