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Windows 11の画面右下に「再起動が必要です」と出たまま、何日も放置していないでしょうか。2026年10月の月例セキュリティ更新には、すでに悪用が確認されている脆弱性の修正が含まれており、IPA(情報処理推進機構)が至急の適用を呼びかけています。この記事では、Windows 11 24H2/25H2を使っている方が、10月の更新(KB5127648)が自分のPCに入っているかを「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」で確かめる方法と、入っていなかった場合に今日のうちに適用する手順を、画面の操作だけで説明します。

2026年10月のWindows月例更新で何が直ったのか(CVE-2026-96951)

いつ・何が公開されたか

Microsoftは2026年10月に月例のセキュリティ更新プログラムを公開しました。公開日は10月12日と伝えられています。この更新には、悪用が確認済みの脆弱性CVE-2026-96951への修正が含まれています。脆弱性とは、ソフトウェアの設計や作りの欠陥のことで、攻撃者に悪用されるとPCを乗っ取られたり情報を盗まれたりするおそれがあります。「悪用が確認済み」とは、修正が出る前の時点で、すでに実際の攻撃に使われていたという意味です。

IPAはこの更新を至急適用するよう呼びかけています。Windows 11向けの10月の更新プログラムはKB5127648という番号で配布されています(KBはMicrosoftが更新プログラムごとに付ける管理番号です)。

誰が対象か

使っているOS

この記事の対象か

やること

Windows 11 25H2

対象

KB5127648が入っているか確認する

Windows 11 24H2

対象

KB5127648が入っているか確認する

Windows 11 それ以前のバージョン

要確認

まず24H2/25H2への更新が提供されていないか確認する

Windows 10

別の確認が必要

延長セキュリティ更新(ESU)の状況を確認する

Mac・iPhone・Android

対象外

それぞれのOSの更新を確認する(後述)

Windows 10をお使いの方は、通常の月例更新ではなく延長セキュリティ更新の扱いになります。確認方法はWindows10 ESU終了の確認手順|26年10月にまとめています。

普段は自動で入るのに、なぜ確認が要るのか

Windows Updateは通常、自動で更新をダウンロードしてインストールします。ただし、次のような状態だと更新が止まったままになっていることがあります。

  • ダウンロードは終わっているが、再起動していない(再起動するまで修正は有効になりません)
  • 以前に「更新の一時停止」を選んだまま忘れている
  • テザリングなどを「従量制課金接続」に設定しているため、ダウンロードが保留されている
  • 空き容量の不足などでインストールに失敗している

確認自体は数分で終わります。

Windows 11のバージョンとビルド番号を「設定」で確かめる

手順1:24H2か25H2かを確認する

  1. 画面下の「スタート」ボタン(Windowsのマーク)を右クリックし、「設定」を開く
  2. 左の一覧から「システム」を選ぶ
  3. 一番下までスクロールして「バージョン情報」を開く
  4. 「Windows の仕様」の欄にある「バージョン」と「OS ビルド」を見る

「バージョン」に 24H2 または 25H2 と書かれていれば、この記事の対象です。OSビルドは「26100.○○○○」(24H2)や「26200.○○○○」(25H2)のような形で表示されます。ピリオドの後ろの数字が、更新が入るたびに大きくなる部分です。

キーボードで確認したい場合は、「Windowsキー+R」を押して開いた欄に次の1行を入力し、Enterを押します(バージョン情報の小さな画面を表示するだけのコマンドです)。

winver

手順2:ビルド番号が10月の更新後のものか照らし合わせる

10月の更新を適用した後のビルド番号は、Microsoftの公式サイトにある「Windows 11 の更新履歴」のページで、KB5127648の項目に記載されています。ここで表示されている自分のOSビルドが、そのページに書かれた番号と同じか、それより新しければ適用済みです。

ビルド番号の照合が面倒な場合は、次の「更新の履歴」でKB番号を直接探す方法が確実です。

「設定→Windows Update→更新の履歴」でKB5127648を探す

手順:更新の履歴を開く

  1. 「設定」を開く
  2. 左の一覧の一番下にある「Windows Update」を選ぶ
  3. 右側の「その他のオプション」にある「更新の履歴」を開く
  4. 「品質更新プログラム」の欄を開く
  5. 一覧の中に KB5127648 を含む項目があるか、横に「正常にインストールされました」と書かれているかを見る

結果の見方

表示

状態

次にやること

KB5127648「正常にインストールされました」

適用済み

対応完了。念のため再起動待ちが無いかだけ確認

KB5127648「インストールに失敗しました」

未適用

次の章の「うまくいかないとき」へ

KB5127648が一覧に無い

未適用の可能性が高い

次の章の手順で更新を実行

Windows Updateの画面上部に「再起動が必要です」

インストール途中

作業中のファイルを保存して再起動

「品質更新プログラム」以外に「ドライバー更新プログラム」「定義更新プログラム」などの欄もありますが、今回確認するのは品質更新プログラムです。「定義更新プログラム」はウイルス対策の定義ファイルで、毎日のように入るので別物と考えてください。

入っていなければ今日やる:Windows Updateの適用手順と詰まりやすい点

基本の手順

  1. 開いているファイルを保存しておく(最後に再起動するため)
  2. 「設定」→「Windows Update」を開く
  3. 「更新プログラムのチェック」を押す
  4. KB5127648を含む更新が表示されたら「ダウンロードしてインストール」(または「すべてインストール」)を押す
  5. インストールが終わったら「今すぐ再起動」を押す
  6. 再起動後、もう一度「更新の履歴」でKB5127648が「正常にインストールされました」になっているか確認する

再起動中は「更新プログラムを構成しています」と表示され、PCによっては数分〜十数分かかります。この間に電源ボタンを長押しして切らないでください。ノートPCは電源アダプターをつないでおくと安心です。

「更新の一時停止」中になっているとき

Windows Updateの画面上部に「更新は○月○日まで一時停止されています」と出ている場合は、「更新の再開」を押してから、上の手順3に進みます。

テザリングやモバイル回線で使っているとき

接続を「従量制課金接続」に設定していると、更新のダウンロードが保留されることがあります。次のどちらかで対応します。

  • 自宅の光回線のWi-Fiなど、通信量を気にしなくてよい回線につないでから更新する
  • 「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」で「従量制課金接続でも更新プログラムをダウンロードする」をオンにする(通信量が増えるので、契約プランに注意)

インストールに失敗するとき

  1. 一度PCを再起動してから、もう一度「更新プログラムのチェック」を押す
  2. 「設定」→「システム」→「ストレージ」で空き容量を確認し、少なければ不要なファイルを削除する
  3. 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング ツール」→「Windows Update」の「実行する」を押す
  4. それでも失敗する場合は、「更新の履歴」に表示されるエラーコード(0x8で始まる英数字)を控えて、Microsoftのサポートページで検索する

更新後の既知の不具合:スマートアプリコントロール

KB5127648では、一部のPCで「スマートアプリコントロール」(信頼できないアプリの実行を止めるWindowsの機能)がオンにできなくなる不具合が報告されています。もともとオフで使っていた方は影響を受けません。この不具合を理由に更新そのものを見送るのはおすすめしません。悪用が確認されている脆弱性を塞ぐ方が優先度は高いためです。オンにしたい場合の対処はレジストリ(Windowsの内部設定)の修正が必要とされているので、慣れていない方はMicrosoftからの修正を待つ方が安全です。

ついでに確認したい:Mac・iPhone・Android・ブラウザ

湘南工科大学は2026年10月23日に、各OSと主要ブラウザで緊急のセキュリティ更新が出ていると案内しています。Windowsの確認が終わったら、ほかの機器も見ておくと安心です。

機器・ソフト

確認する場所

状況(2026年10月23日の案内)

Mac

アップルメニュー →「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」

300件弱の脆弱性に対応する更新が出ている

iPhone

「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」

9月末から順次、深刻な脆弱性の更新が配信

Android

「設定」→「システム」→「システム アップデート」(機種により名称が異なる)

10月にセキュリティ更新が配信

Chrome・Edge・Firefox

各ブラウザの設定メニューから「ヘルプ」→「(ブラウザ名)について」

緊急アップデートが配信

Safari

Macのソフトウェアアップデート

案内の時点では修正版が未提供。公開され次第更新を

更新前に怪しい動きがあったら:Defenderのスキャンとアカウントの確認

今回の脆弱性は修正前から悪用されていたため、「更新が遅れていた間に何かあったのでは」と心配になる方もいると思います。ほとんどの場合は更新を入れれば対応完了ですが、次のような心当たりがあれば、追加で確認しておきましょう。

  • 見覚えのないアプリが増えている、勝手に起動するものがある
  • ブラウザのホーム画面や検索エンジンが勝手に変わった
  • 使っているサービスから「新しい端末からのログイン」の通知が届いた

1. Microsoft Defenderでフルスキャンする

  1. 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」を開く
  2. 「スキャンのオプション」を押す
  3. 「フル スキャン」を選んで「今すぐスキャン」を押す(時間がかかるので、使わない時間帯に)
  4. より念入りに調べたい場合は、同じ画面の「Microsoft Defender オフライン スキャン」を選ぶ(PCが再起動して、Windowsが動いていない状態で検査します)

2. パスワードの変更とログイン履歴の確認

  • パスワードを変える場合は、心配なPCではなく、スマホなど別の機器から変更する
  • Microsoftアカウントは、ブラウザで公式サイトにサインインし「セキュリティ」→「サインイン アクティビティ」で、心当たりのない場所や時刻からのサインインが無いか確認する
  • ネットバンキング・カード会社の会員サイトでは、利用明細に覚えのない取引が無いか見る
  • メールやSMSのリンクからではなく、ブックマークや公式アプリから開く
  • 多要素認証(パスワードに加えてスマホの確認などを求める仕組み)やパスキーが使えるサービスでは設定しておく

3. 被害が疑われるときの相談先

こんなとき

連絡先

不正送金・カードの不正利用に気づいた

まず銀行・カード会社の公式サイトや、カード裏面に書かれた番号へ連絡し、利用停止を依頼する

被害を警察に相談したい(緊急でない)

警察相談専用電話「#9110」

契約・請求トラブルなど消費生活の相談

消費者ホットライン「188」(お住まいの地域の消費生活相談窓口を案内してもらえます)

なお、「Windowsが危険な状態です」と画面に大きく表示して電話をかけさせたり、更新ファイルをメールで送ってきたりするものは、Microsoftからの連絡ではありません。Windowsの更新は、この記事で説明した「設定」→「Windows Update」からだけ行えば十分です。

関連する選択肢

手元のPCを開いている間しか動かない、という問題を避けるなら、常時起動しているサーバーを借りてそこに置く方法があります。料金はプランによって変わります。

SSDプランが月々698円から使える!さくらのVPS

※ 広告を含みます(A8.net)。リンク経由でお申し込みがあった場合、手数料を受け取ることがあります。

まとめ:KB5127648の確認は「更新の履歴」を見るだけで終わる

2026年10月にMicrosoftが公開した月例セキュリティ更新には、悪用が確認されている脆弱性CVE-2026-96951の修正が含まれており、IPAが至急の適用を呼びかけています。Windows 11 24H2/25H2を使っている方は、「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「品質更新プログラム」にKB5127648が「正常にインストールされました」と出ているかを確認してください。出ていなければ「更新プログラムのチェック」から適用し、必ず再起動まで済ませます。一時停止や従量制課金接続、空き容量不足で止まっていることが多いので、その点も見ておくと確実です。スマートアプリコントロールの不具合は報告されていますが、更新を見送る理由にはなりません。終わったらMac・iPhone・Android・ブラウザの更新も合わせて確認し、心当たりがあればDefenderのスキャンと別の機器からのパスワード変更を行いましょう。